2007年9月9日
806 JR水沢
847〜900 JR日詰、県交通バス日詰営業所
924 乙部
955 近郊自然歩道入口
1023 観光リンゴ園
1028 コース起点
1112〜1200 朝島山頂
1228 立岩蒼前神社
1245 コース起点
1313 近郊自然歩道入口
1339 乙部
1433〜1443 JR矢幅
1611 JR水沢
JR日詰駅で下車。駅前の通りを東に向かって進む。300m程で岩手県交通バスの日詰営業所に着く。9時発のバスは2系統ありどちらも盛岡行きであるが経路(川久保経由・長岡経由)が異なる。以前間違って乗車してしまったので今回は注意して乗車する。バスは紫波町の中心市街地を一回りした後、北上川を渡り国道456号を北上する。
乙部バス停で下車。バス停向かい側に小坂稲荷神社がある。神社脇の交差点から東に進み国道456号を横断する。交差点角に朝島観光りんご園の案内板があるのでこの道で間違いなさそうだ。また近くに天然記念物のカヤ、シダレカツラがあるとのこと。乙部川右岸沿いの車道を上流に向かって進む。途中までは歩道が設置されているので歩きやすい。
しばらく進むと、近郊自然歩道「大ヶ生・朝島山コース」起点「朝島観光りんご園」入口と記された道標があった。ここから北に向かう道に入り坂道を上り江柄集落に入っていく。沿道に立つハシバミ、ツノハシバミが実を付けている。ため池を過ぎるとりんご園の入口でそこに朝島山登山コースの案内板が立っていた。その先車道を5分程進むと左(西方向)に分岐する未舗装道の林道があるのでその道に入る。コースの道標もあるので迷わずにすんだ。ケヤキとスギの植林地を抜けると登山口に着く。駐車スペースは3台位。
登山道を上り始めるとすぐに鉱石跡コースが右に分岐する。小生はそのまま直進した(中央コースを進んだ)。次に有線テレビ中継所コースが左に分岐する。ここでも直進する。初めてのコースなのでまずはメインルートと思われる中央コースを選んだ。薄暗い植林地を過ぎた後、急斜面で一直線の上りとなる。コース脇にはロープが張ってある。普通に立っていてもずるずと滑り落ちるほどである。コナラ、ミズナラ、ヤマモミジ樹林帯から次第にブナ、ヤマボウシが優勢になる。低木ではガマズミ、オオカメノキ、オオバクロモジ、エゴノキなど。急斜面が終わったところで鉱石跡コースと合流する。この地点にベンチが設置されている。オクモミジハグマが群落をなして咲く。「ブナ」「アカチャ」「カバザクラ」と樹木にプレートが付けられている。しかしアカチャは後で図鑑を調べてみても載っていない。見間違えたのかも知れない。
山頂に到着。西面の北上盆地・岩手山、東面の鬼ヶ瀬山の展望が良く両面にベンチが設置されている。赤い実をつけたヤマボウシ、ハウチワカエデ、クリ、ウワミズサクラ、アカマツ、ツツジ類が適度な木陰を作っていて涼しい(この日は気温30℃はあったと思う)。トンボ、アブの羽音がちょっと騒がしいがそれを除けばチョウがたくさん舞っていていい雰囲気だ。
下山は立岩神社コース。こちらは急斜面は無いので歩きやすい。ホツツジの花がまだ残っていた。立岩蒼前神社は二つの大岩を背にして建つ小さな社殿であった。石段の参道を下ると林道に出る。この場所に参拝客用の休憩所(ベンチ、東屋)があった。
林道を南に進むとりんご園に戻る。沿道のクサギの実が付き始めていた。予定より早く下山したので先発のバスに間に合うかも知れないと思い気持ち急ぎ足で乙部に向かうが結局間に合わず。次のバスを待つよりは最寄りの(と言ってもかなり距離はあるが)JR矢幅駅まで歩くことにした。北上川に架かる徳田橋を渡り西に向かって直進すると矢幅駅に到達した。残暑が厳しい日であったが今年の暑い夏の思い出になった。
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