二ツ森山

岩手県盛岡市
標高272.2m
JR山田線山岸駅
県交通バス浅岸線水道橋バス停下車

【写真】二ツ森山自然歩道五差路付近

2009年4月11日
 656 JR水沢
 817 JR山岸
 830 水道橋
 910 二ツ森山
 935 綱取トンネル公園
 955 綱取スポーツセンター
1004 高洞山登山口
1037 一本松(自然歩道終点)
1058 JR山岸

 春先の足慣らしとして適当な低山に登ろうと思い文献※1をめくりながら二ツ森山に行くことに決めた。最寄りのJR山田線山岸駅で下車。駅のホームから階段を下ると民家の裏庭のような場所で驚いた。駅前広場は無い。中津川沿いの車道に出て東に向かう。橋を渡り中津川左岸の歩道を進む。米内川との合流点で左折、水道橋を渡り県道36号に入り中津川沿いを綱取ダム方向に進むと左手に神社がありその入口に二ツ森山自然歩道の案内板が立つ。しかし肝心の自然歩道の入口が見当たらないので鳥居前の細道を東に進むと丁字路に突き当たり県道側から入る自然歩道と合流した。最初はコンクリート製の側溝のふたの上を歩く。
 アカマツ、カラマツ、スギ、ヒノキの植林地の間にケヤキ、コナラ、クリなどの雑木林が続く。所々にハシバミ、アブラチャン、クロモジ、マンサク、キブシの花が咲く。途中から林道に変わり平坦な道を進む。ほとんどの分岐点には道標があり迷わずに進むことができる。右手斜面の上が二ツ森山のようなのだが直登する道は無さそうである。五差路交差点に着く。文献※1によるとここから山頂に至る細道があるそうだがこちらも見当たらない。交差点から二ツ森山の南面に回る林道に入ってみた。この道は二ツ森山山頂の真南の位置で行き止まりとなる。ここから山頂を目指し道無き斜面を登る。最高標高点と思われる地点に標石と赤テープ付きの棒が立っていたのでここが山頂だろう。山頂名を記したプレートは無かった。山の西面はアカマツ植林地である。
 文献※1に従い綱取トンネル公園に寄ってみた。途中に鳥類標本調査中、環境省、山科研究所などと記された注意看板が立ち、道の東側にネットが張られている。道端にスピーカーが置かれていてキジバトなどの鳴き声が流れている。公園の入口に着くと車が2台駐車していて環境省の旗が貼ってある。公園中央の東屋にいるカメラ持参の男性2名が鳥類調査をしているようだ。邪魔にならないうちに引き返すことにした。
 一度来た道を引き返した後、市立綱取スポーツセンターに向かう。途中からダム湖沿いの車道に合流し坂道を上る。スポーツセンター前を過ぎると再び林道を進む。途中、道が左にカーブする地点に高洞山登山口と記された小さな立て札がありそこから細道が分岐している。後で地図を調べると高洞山は1kmほど北にある山だ。それとは知らず通過する。その後一山越し一本松沢沿いの道を下る。キツツキ(アオゲラ?)を見かけた。
 一本松集落内を抜け米内川沿いの車道に出る。ここが自然歩道の終点である。水道橋バス停まで戻り時刻を調べると時刻にはまだ早い。山岸駅で列車を待つことにした。

参考文献
※1「岩手の里山を歩く」大坊孝男著 岩手日報社出版部2004年4月発行


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