羽黒山・羽山

岩手県北上市
標高290.0m, 599.9m
JR北上駅から県交通バス横川目行き横川目駅前下車
JR北上線横川目駅、岩沢駅

【写真】瀬畑橋から羽山を望む

2007年5月12日
 806 JR水沢
 822 JR北上
 830 県交通バス北上駅前発
 900 横川目駅前
 925 千手堂・ふるさと体験館
1010 羽黒山
1303〜1315 君沢分岐
1420 羽山
1600 登山道入口
1615〜1658 JR岩沢
1721〜1757 JR北上
1813 JR水沢

 東北自然歩道「ミズバショウのみち」コースは北上市和賀の羽黒山を南から北に縦走する。昨年このコースを歩いたとき羽黒山山頂から羽山に向かう東西の稜線上に登山道があることを知った。標高も高くなく春先の足慣らしにちょうど良いと思ったのでこの日羽黒山〜羽山コースを訪れることにした。
 JR北上駅前から横川目行のバスに乗車。JR北上線でも横川目に行くことができるが列車本数が少なく都合のよい時刻に運行していない。国道107号沿いの横川目駅前バス停で下車し歩き始める。和賀川に架かる瀬畑橋を渡る。橋上からは羽黒山から羽山に至る山並みを一望できる。和賀川の支流、鈴鴨川の左岸に沿って進んだ後右折(西に向かう)。ふるさと体験館の案内板があるが直進する。300m進むと左手に小公園があるのでその中を横断し林の中に入る。足下にはニリンソウが咲いている。杉林の中を進むと間もなく坂上田村麻呂伝説のある千手堂である。
 千手堂の左後に続く小道をたどるとふるさと体験館に出る。敷地内を横断(南に向かう)し和賀スキー場ゲレンデの緩やかな斜面を上っていく。特に登山道を示す道標は見当たらない。途中車道が横断するがここでゲレンデは中央の谷を挟んで東西に分かれる。東側のゲレンデを登る。道が不明瞭なのでとにかくゲレンデの上を目指す。
 ゲレンデの最上部から先は登山道が続いている。羽黒山10分という道標もある。キバナイカリソウとシラネアオイが咲いていて春の訪れを感じる。さほどの難儀もなく羽黒山の山頂広場に到着。広場の南西端に神社があり周囲はクリの木で囲まれている。ここから東北自然歩道は南東方向に下る。一方今回の目的地である羽山へは神社の左脇から続く尾根道に進む。すぐに高圧線の下を通るが高圧線の直下は約30mの幅で南北に高木が刈払われていて見晴らしがよい。しかし日当たりがよいので道が藪に覆われ前進するのに苦労する。
 尾根沿いの道は圧倒的にブナが多く葉を盛んに出している。特に羽黒山側は純林に近い。次に目立つのはミズナラであるがこちらはまだ芽を出していない。オオカメノキの白花がちょうど見頃。ツツジ類は咲き始め。クロモジやウリハダカエデの薄黄色の花も観察できた。タムシバは散りはじめ。羽山側に近くなるとアカマツ、カラマツ、サクラ類、モミジ類も点在するようになる。羽山まで林間からの展望はないが厳しい上り下りもなく春山の雰囲気は充分に楽しめる。
 途中、君沢分岐という道標がありここから北に分岐する道がある。道標には多聞院・伊澤家方面とある。ここで昼食休憩。花がわずかに残っているタムシバの下でビニールござを広げる。すでに午後1時を過ぎている。ゆっくりと歩いてきたせいか予想以上に時間が掛かっている。早々に昼食を済ませピッチを上げて歩くことにした。
 羽山山頂が近づくにつれ登り勾配がきつくなる。ブナは大木が増え下草に笹が広がる。チゴユリ、ミヤマカタバミ、コヨウラクツツジ、ミヤマシキミの花が咲いている。ウラジロヨウラクはまだピンク色に色づいていない。山頂は東西に広がる笹原で西端に羽山大権現・湯殿山神社が建つ。北面の展望が良く和賀川の石羽根ダム湖一帯が一望できた。
 岩沢方面に下る。道はほぼ一直線に下る。登山道の出口付近の急斜面にはミズナラにくくりつけられたロープがあった。ロープにつかまって斜面を下ると登山道出口でラショウモンカズラが迎えてくれた。近くに岩沢配水池と赤鳥居がある。赤鳥居方面には新道があるようだ。秋田自動車道上に架かる橋を渡ると丁字路がある。小生はここで右折(東に向かう)した。しかし後日地図で調べると左折した方が岩沢駅に近い。途中にミズバショウ群生地があるようだが雨が降ってきたので立ち寄らずに駅舎の中に入った。
 駅舎の中に岩沢駅周辺の山岳案内図が掲示されていて参考になった。また羽山周辺の山で見られる花として以下が挙げられていた。もう少し早い時期だったら見ることができたものもあったと思う。来年以降の楽しみとしたい。

イワウチワ
ムラサキヤシオツツジ
キクザキイチリンソウ
シラネアオイ
ハクサンイチゲ
ショウジョウバカマ
ミズキボウシ
タマガワホトトギス
エンレイソウ
ミズバショウ
オオカメノキ
イワカガミ
杣菜


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