石ヶ森

岩手県滝沢村
標高446m
JR盛岡駅前9番乗り場から滝沢ニュータウン経由滝沢アメニティタウン行きに乗車、れいたく苑前バス停下車

【写真】石ヶ森山頂

2009年4月11日
1149 盛岡駅前
1206 城北小学校前バス停
1252 登山口
1319 平蔵沢展望台
1322 大きな岩
1330 山頂
1410 ヒバ展示林
1416 登山口・駐車場
1445〜1502 滝沢ニュータウン中央バス停

 盛岡駅前9番乗り場で滝沢ニュータウン方面のバスを待つ。運行系統がいくつもあるがそれほど大差はないだろうと思い、初めて乗る路線であるが調べもせずやってきたバスに乗った。バスの行き先は岩手牧場。青山三丁目からバスは北に向かっている。このバスは滝沢ニュータウンには寄らないことがわかったので地図を見ながら登山口に近そうな(実際は遠かったが)バス停(城北小学校前)で下車した。
 住宅地の中、盛岡北高前まで進み交差点で左折。盛岡ガスのタンク(スイカの模様が目立つ)の前を通り、県道16号を横断、石が森公民館で左折(西に進む)し登山口のある平蔵沢集落に向かう。狭い車道を道なりに進むと途中から未舗装に変わる。右手の林道分岐点に登山口を示す小さな道標が立っていた。
 林道に入る。途中、右に分岐する道があるが直進する(直進方向はロープが張ってあるので間違いやすい。ロープの脇を擦り抜け直進する。)。一帯はスギの造林地で各々のスギに「盛岡」「宮古」などの地名が記入されたプレートが付けられている。枝払いなどの手入れはほとんどされていない。森林管理署の作業小屋前はヤマユリの里という小公園である。ウラジロモミが植栽されている。
 平坦な林道から登り勾配の登山道に変わる。沿道の樹木には「ミツバウツギ」「オオウラジロノキ」などの名称プレートが付けられているので自然学習にちょうど良い。平蔵沢展望台では東面の盛岡市街地の展望が開ける。この付近からアカマツ、ミズナラが多くなる。大きな岩の前を通る。頭上でシジュウカラが鳴く。やがて山頂までの直線状の登りとなる。次第にブナが優勢となってきた。
 山頂広場はブナ、アカマツ、アカシデ、ヤマボウシなどに囲まれている。芽吹き前の樹木の間からわずかな展望がある。帰路はビバ展示林コースに下山した。山頂から道の両脇のロープを支えにしながら急斜面を一直線に下る。その後スギ造林地の平坦な道となる。2,3箇所道が分岐する所があるが道が明瞭な方を選択して進む。一旦視界が開け小沢の右岸を通るがすぐに右に直角に曲がり薄暗いスギ林の中を進む。
 林道に出て左折し間もなくヒバ展示林の入口に着く。展示林へ30mほど進むと案内板がある。その先はヒバ林保護のため立入禁止である。沿岸地区の登山でおなじみのヒバ(ヒノキアスナロ)であるがこのような大木が立ち並ぶ様子は文献※1記載通り一見の価値があると言える。
 林道の出口に駐車場があった。舗装された車道に出て右折。神社の脇を過ぎると老人ホームれいたく苑前に最寄りのバス停がある。しかし運行本数は少ない。滝沢ニュータウンまで歩き盛岡駅行きのバスに乗車した。

参考文献
※1「岩手の里山を歩く」大坊孝男著 岩手日報社出版部2004年4月発行


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