2008年11月8日
737 秋成バス停
905〜955 JR盛岡駅前
1037 区界バス停
1056 ウォーキングセンター
1125 かぶと広場
1135 うまっこ広場
1210〜1225 岩神山
1245 うまっこ広場
1400 ウォーキングセンター
1415〜1423 区界バス停
1510〜1620 盛岡バスセンター
1758 秋成バス停
昨年兜明神岳に登った時、岩神山への登山コースがある事を知ったが小雨が降り肌寒い日だったので岩神山には寄らず下山した。岩神山にはハルニレの花が咲く頃登ろうと思っていた。しかし今年はその季節は過ぎてしまい既に晩秋である。それでも岩神山に登ろうと思ったのは、先月登った堺ノ神岳のかぬか平が小生にとって好印象だったからだ。もう一度かぬか平のある山に行きたくなり容易に登れる区界高原(兜明神岳または岩神山)を訪れることにした。
盛岡駅ビルで食料を調達する。携帯ガスコンロを持参してきたのでカップラーメンを買うつもりだったがコッヘルを忘れたのに気づいた。これでは湯を沸かせない。代わりにカレー鍋焼きうどんとおにぎりを買った。盛岡駅前から106急行バスに乗車する。乗車時に106急行バス運行30周年のアンケート用紙が配布された。区界バス停で下車。バス停は道の駅の一角にあり休憩所や物産販売所があるので多くの人で賑わっている。道の駅の東端にあるトイレの裏に閉伊川の源流があり、また区界高原の遊歩道の案内板が立っている。
閉伊川の左岸に沿って東に進むと車道に突き当たる。ここで左折すると桜並木の道でウォーキングセンターに至る。ウォーキングセンター東脇の道に入りかぶと広場を目指す。樹木の中の道を進むがカラマツ以外は既に落葉している。斜面を上っているうちに体が温まってきた。樹林帯を抜けかぶと広場の下端に出る。道には霜柱が残っている。天然芝の中に枯れたヤマハハコが点在する。山小屋の前を過ぎるとかぶと広場の上部に到達する。右手前方のダケカンバ林の上にピラミッド型の岩塊が突き出ている(兜明神岳の山頂である)。
兜明神岳には寄らずに反対方向のうまっこ広場に向かう。一帯はハイキングコースが縦横に交錯するが随所に道標があるので迷うことなく進むことができた。しばらく未舗装の林道を進むとうまっこ広場に出る。ここは区界高原最大の天然芝で標高927mの標柱が立つ。広場の中にハルニレ、ダケカンバ、アカマツ、ミズナラ、シナノキなどが立っている。
うまっこ広場の北端で林道と分かれ岩神山ハイキングコースに入る。実が付いているマユミ、イボタノキ、ナナカマド、ヤマナシを見ながら進む。一帯はブナ林である。その後つづら折りの上りとなりダケカンバが優勢となる。カラマツコース、閉伊川源流コースと合流し林道を横断する。笹藪の中を進むと電波塔のある山頂広場に着く。広場の北側奥に岩峰、東側に低木に覆われた台地がある。先客二名が岩峰から広場を横断し東側の台地に向かっていたので小生はまず岩峰に行ってみることにした。
岩峰上り口に岩神山と記された看板がありそこから時計回りに上る道が付いている。積み重なった岩の上に出る。この場所が最高標高地点のように思われた。そこで三角点を探しに岩の上を渡り歩いてみたが見当たらなかった。先客二名が東側の台地の上に立っているのが見える。もしかしたら三角点はそちら側にあるのではないかと思った。岩峰の上は360度の展望があり岩手山、姫神山、南昌山、早池峰山が見える。次に東側の台地に上ってみた。低木が密集している中、反時計回りに上る道が付いている。台地の突端部で道は終わりそこに三角点があった。西側が開けていて先ほど上った岩峰が見える。
うまっこ広場に戻り昼食を摂るつもりで携帯コンロに火を付けたが強風で火が安定しない。風を避けるためにかぶと清水の近くの笹藪の中で昼食休憩することにした。カレー鍋焼きうどんはなかなか沸騰しない。時折小雪がちらつく天候なので気温が低く薄いアルミ箔の鍋では熱が効率よく伝わらないのであろう。結局ぬるいうどんを我慢して食べた。おにぎりは歯にしみるほどの冷たさであった。体が次第に冷え手がかじかんできたので早めに下山する。
再びかぶと広場に戻り帰路は草原コースを下る。だだっ広い草地の上を下る。右手のカラマツの紅葉が美しい。コースの終点で舗装道に出るが右折するとすぐウォーキングセンターに着く。区界バス停→106急行→盛岡バスセンター→高速バス千厩線と乗り継ぎ帰宅した。
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