鞍掛山

岩手県滝沢村
標高897.1m
JR東北線盛岡駅から県交通バス小岩井経由網張温泉行き相の沢キャンプ場前下車

【写真】鞍掛山頂から岩手山を望む

2008年4月20日
 710 JR水沢
 827〜845 JR盛岡
 935 相の沢キャンプ場
1003 馬返し方面分岐
1031 東側コース分岐
1051〜1107 山頂
1128 東側コース分岐
1155 林道出合
1216〜1225 相の沢キャンプ場
1320 県庁前

 盛岡駅前バスターミナル10番から小岩井経由網張温泉行きバスに乗車。バスは国道45号を西に進む。イオンショッピングセンター近くで半分位の乗客が下車した。繋十文字で国道45号を離れ北進。まきば園で小生以外の全乗客が下車した。まきば園は昨日開園、桜まつりが行われているようだがほとんどのサクラはまだつぼみである。バスはここで10分ほど停車後網張温泉に向けて出発する。
 相の沢キャンプ場で下車。駐車場には多数の車があり登山客が多そうだ。駐車場奥に登山道入口があり、入っていくとすぐに道が左右に分岐する。左折し西側コースに進む(右折するとキャンプ場、東側コース)。アカマツ林の中登山道を進んでいく。道脇にキクザキイチリンソウが咲く。馬返し方面分岐を過ぎると上り勾配がきつくなりカラマツ林となる。上り詰めると平坦な道となりミズナラ林となる。途中石窯と記された道標があったので右手に分岐する細道に入ってみた。大岩が積み重なっているがどんな謂われの物なのか不明である。
 階段を下り小沢を渉る。柄杓が置いてあるので水場のようだ。ここからブナ林となる。すぐに東側コースと合流。周辺はキクザキイチリンソウとカタクリのお花畑となっている。踏み荒らされないようにロープが張ってある。山頂に連なる稜線に出ると数カ所東面に展望が開け休憩に適する場所があった。ムシカリ、ナナカマド、タニウツギ、キブシ、ハシバミなどの低木が続く。登山道に雪が残っている所があった。
 山頂に着くと団体客が大勢いてごった返していた。ここから見上げると岩手山が間近に見えて抜群の眺望である。東側は牧場が見えるがその先の滝沢方面は薄くガスがかかり視界が利かない。山頂台地の南にダケカンバ、東にブナが立っているがその他は低木なので展望はよい。山頂の縁に直径1mほどの残雪があった。団体客は馬返し方面に下山した。
 下山コースは文献※1に倣って東側コース、西側コース分岐点まで往路を引き返し東側コースを下る。西側コースよりも登山客は少ない。こちらのコースもキクザキイチリンソウが道脇に咲く。林道出合で右折。牧場を左手に平坦な林道を進んでいくと間もなくキャンプ場に到達した。
 帰路のバスは県庁前まで乗車し満開の石割桜(国指定天然記念物)のお花見を楽しんだ。

参考文献
※1「新・分県登山ガイド2 岩手県の山」藤原直美著 山と渓谷社2006年6月発行


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