経塚山

岩手県北上市・金ヶ崎町・胆沢町
標高1372.6m
北上駅前から岩手県交通バス夏油温泉行終点下車

【写真】経塚山山頂より,胆沢平野の眺め

バス時刻
北上駅前発夏油温泉行き820
夏油温泉発北上駅前行き1650(1640土・日・祝)

2003年10月11日
 750 JR水沢
 807 JR北上
 820 北上駅前発
 940 夏油温泉バス停(バス\1080)
 945 登山カード
 959 経塚山・牛形山分岐点
1030 トラス橋
1047 経塚山3.6k,夏油3.4k地点
1059 経塚山3.0k,夏油4.0k地点
1126 経塚山2.1k,夏油4.9k地点
1146 経塚山1.6k,夏油5.4k地点(水場)
1148 御坪の庭
1230〜1333 山頂
1408 御坪の庭
1415 経塚山1.6k,夏油5.4k地点(水場)
1429 経塚山2.1k,夏油4.9k地点
1449 経塚山3.0k,夏油4.0k地点
1459 経塚山3.6k,夏油3.4k地点
1513 トラス橋
1545 経塚山・牛形山分岐点
1557 天狗の岩
1612 登山カード
1736 北上駅(北上タクシー\7,700)
1752 JR北上
1809 JR水沢

 先日,駒ヶ岳を縦走し夏油三山の下調べは充分と思う。北上駅からの夏油温泉行きバスはおでんせプラザ「ぐろーぶ」(旧イトーヨーカドー)前から発車する。三連休初日であるが夏油温泉まで乗り通したのは私を含めて3名であった。もっとも連休中はシャトルバスが運行されていて料金が安いから(\500)通常の路線バスの乗客は少なかったのかも知れない。今日は休日ダイヤなのでバスは夏油高原スキー場を経由する。紅葉祭りのイベントでロッジの前は賑わっていた。テレビ局も取材に来ている。あいにく天気はガスがかかり紅葉は望めない。
 イベントの準備をしていた女性が驚き半分笑い半分の表情でバスの運転手に声を掛けた。「何だ,今度は県交通に勤めているのか。」
これを聞いて転職先を探している小生は苦笑いである(現在失業中なので他人事ではない)。それから運転手は饒舌になり「紅葉はちょっと早いようです。ガスがかかって残念です。キノコ採りのシーズンです。」などと解説をしながら運転を続けた。
 終点夏油温泉に到着。10数名ほどの帰りの乗客が行列をつくって待っていた。やっと観光地らしい雰囲気がしてくる。駒ヶ岳登山の団体が駐車場で準備運動をしている。登山カードに記入する。北上警察署管内の登山カードは職業を記入する欄があるので失業中の小生はとまどってしまう。
 登山道を少し登るとすぐに林道に出る。左折し下っていくと登山コースの案内板が立っている。登山道はこの案内板の右手から上に入る(そのまま林道を進むと天然記念物の天狗の岩に至る)。途中,左右に分岐する道があるが道標や周りの状況を確認しながら進むと再び林道に出る。ここが経塚山・牛形山分岐点で経塚山へは林道を左に進み,牛形山へは林道を横断し山道に入る。経塚山へ向かう林道は直線状の上りの後,蛇行しながら下る。小沢を渉ると間もなく左手に登山道入口の道標がある。夏油川にかかる赤いトラス橋まで下る。川底の色は茶色,すぐ上流に砂防ダムがある。橋を渡るとロープがあり岩場の急斜面を登らなければならない。ただしロープがあるのは本コースではこの場所のみであった。
 つづら折りを繰り返しながら少しずつ高度を上げていく。夏油川対岸の牛形山はまだまだ見上げる位置にある。次第に頭上の木が疎らになると尾根に出て駒ヶ岳側の景色も見えるようになる。この辺に経塚山3.0k道標がある。道はなだらかになり紅葉したブナ林の間から経塚山を望む。経塚山2.1k道標まで湿地が点在する。再び展望が効かなくなる。経塚山1.6k(水場)道標を過ぎると御坪の庭と呼ばれる地帯に入る。一帯が天然の日本庭園の雰囲気である。庭園の中の植木をかき分けながら進んでいるという感じである。湿原を木道で通過すると森林限界を越え胆沢平野の展望が素晴らしい。
 ここから岩がゴロゴロしている急斜面の登りとなり最も苦しいところである。しかし山頂は間近で景色が良いのが救いである。山頂に到着。10名ほどの先客がいた。全員,風をよけるため牛形山側に面して座っている。小生は反対側の栗駒山側で風を受けながら昼食とした。展望は胆沢平野にうっすらとガスがかかっているが水沢・北上市街地がはっきりわかる。束稲山がガスの中なんとか認識できる。岩手山・早池峰山が雲海の上に顔を出し目立つ。早池峰山の右側には自信はないが六角牛山,五葉山であろう。焼石岳は間近にあり迫力を感じる。やはり風を受けているうちに寒くなってきたので岩陰にはいり横になって休憩した。
 途中で追い越した男性単独行の方が到着したので話をすると,横浜から来た,岩手の山が気に入って最近よく来ている,経塚山はいい山だ,いい山なのに人が少ないのが不思議だ,等々,地元民の小生にとってうれしいことを言ってくれる。
 同一コースで下山する。時間的に今日も温泉入浴はお預けであろう。天狗の岩に寄り道をし,温泉到着。連休の観光客で賑わっている中に一人登山客がいるのは異様に思われるので駒ヶ岳登山道に入って少し登ったところにあるベンチで休憩。ここなら静かで誰にも気兼ねする事がない。
 バスの時刻なので下山し始めたら,何とバスが発車し駐車場から出ようとしている。走って間に合う距離ではなかった。次第に遠のいていくバスを見送った。後で考えると休日ダイヤで平常より10分早い発車であった。さて,これからどうするか,いろいろ考えられたがバスを見送っているとき夏油観光ホテルに向かうタクシーと擦れ違ったので,このタクシーを夏油橋上でつかまえ乗車。不幸中の幸いである。北上駅に早く着いたので予定より1時間前の電車に乗り無事帰宅した。

参考文献
※1「再発見 胆江地方から見える山々」及川慶志著 胆江日々新聞社2000年4月発行


inserted by FC2 system