湯川沼(ゆがわぬま)
岩手県西和賀町
標高570m
JR北上線ほっとゆだ駅から岩手県交通バス湯川線に乗車終点下車
【写真】湯川沼
2011年12月10日
1107 JRほっとゆだ駅(タクシー乗車)
1145 沢コース登山口
1202〜1350 湯川沼
1427 尾根コース登山口
1520 湯川温泉吉野屋着
参加者4名(小生含む)

 西和賀町の湯川温泉に一泊し忘年会をすることになった。宿に入る前に少し体を動かした方がその後の温泉、お酒、料理が一層楽しめるに違いない、と言うことで湯川温泉近くにある湯川沼に登ることにした。
 ほっとゆだ駅で下車しあらかじめ手配していたタクシーに乗車する。まず今晩宿泊する宿に寄り山歩きに不要な荷物を預かってもらう。小雪がちらつく天気で積雪は数cmだ。この程度なら普通車で難なく登山口まで行けるだろうとタクシーの乗務員と話をする。荷物を預けた後湯川沼登山口に向けてタクシーは進む。湯川温泉の最奥の旅館を過ぎると道は除雪されてなく通行車両のわだちも無い。路面は白一色で一気に雪が深くなった。
 カーブとアップダウンの続く道を最徐行でタクシーは進み沢コース登山口に到着した(西和賀観光タクシー\2,810)。積雪は15cm位。登山口から伸びる登山道は完全に雪に埋まっている。地形図では登山道は湯川沼まで直線的に伸びているが実際は蛇行しながら高度を上げていく。雪に埋まった道筋を確認しながら進む。所々に階段が敷設されている。樹木の枝先には雪が積もったままなので気温が低いことが分かる。青空を背景とした雪景色。雪上には多くの野生動物の足跡があって意外に賑やかな山らしい。アオゲラが現れた。
 湯川沼を一周するコースに出たので左折(東に向かう)。このコースは沼のほとりから草むらを隔て20m位外側を通っている。少し進むと沼のほとりに出る道があった。その道の両側にロープが張られているが危険なので立入禁止という意味だろう。しばらく湯川沼の風景を楽しんだ。水面は氷が張っているので名物の浮島はどこにあるか定かではない。
 沼のほとりにブルーシートを敷き昼食休憩とした。ビール、春雨スープ、日本酒、甘酒、コーヒーと続く。アルコールと暖かい物が何よりだ。あっという間に時間が過ぎた。
 下山は尾根コース。下山口の高台にベンチが数基あってここでの休憩も良さそうだ。下山コースと言っても最初は登り坂である。最高地点のピークは北面の展望が開ける。ここから両側が切れ落ちた痩せ尾根を一気に下る。転落防止のロープが張られている。積雪はあるが尾根なので道筋ははっきりしている。眼下の雪景色の展望も良く楽しめるコースだった。無事に登山口に到着、往路でタクシーで通った車道に出た。
 ゆっくり歩き薄暗くなる前に旅館に着いた。真っ先に温泉に入る。冷えた体が温まりいい湯だった。

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