東北自然歩道 新・奥の細道 宮城1
小原渓谷散策のみち |
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● はじめに 小原渓谷沿いの遊歩道と温泉を楽しめるコースです。 ● 調査日 2016年10月29日 ● コース概略図 公式ホームページを参照ください。 (起点)小原温泉バス停→遊歩道入口→親子滝→長瀞→遊歩道出口→小久保平バス停(終点) 計2.2km ● 交通アクセス 起点の小原温泉はJR東北本線白石駅から白石市民バス(平日のみ運行)または七ヶ宿町営バスの便あり。終点の小久保平は白石市民バス(平日のみ運行)福岡線に乗車し沼バス停で下車。 ● コースを歩いて 国道113号を東に白石方面から小原温泉方面に進む。箕輪田集落から歩道がなくなった。国道とは言え険しい谷沿いを通っていて道幅は狭い。対向車が来ると避けるスペースがない(右側が川で崖になっている)ところもあり注意が必要だ。本日のコースは普通の観光客向け遊歩道で距離も短いので気楽な散歩程度と思っていたが、なかなか厳しい出だしとなった。白石市民バス碧玉渓バス停を過ぎ次のトンネルの入口から旧道が分岐する場所に自然歩道の地図入り案内板が立っていた。 【写真1】自然歩道の地図入り案内板 やっと危険な国道を離れ静かな遊歩道の散策ができると期待したが、道はかなり荒廃している。左手の山からの落石で路上に岩石が散乱し、右手は断崖になっているが道路が所々崩落している。 【写真2】旧国道の荒れた道 思いがけずトンネルが現れた。 【写真3】旧国道のトンネル 既にズボンのポケットに入れていた本コースの地図は紛失しているのはわかっていたが、川沿いの一本道だから大丈夫だろうと思っていた。しかし、あとで調べてみるとこの時点で道を間違っている。正しいルートは旧国道のトンネルに入る前に川岸に下る道へ進まなければならないようだ。そして川岸に出ると、つり橋がある。橋を渡り対岸に渡ると小久保平集落に到達しそこから市民バスに乗車して帰路に着くのが推奨ルートである。したがって危険な国道113号を歩くことはない。 道を違えたらしいとは思いつつ旧国道を進むが結局国道113号に合流。車に気を遣いながら歩を進めていくと小原温泉遊歩道の看板があった。とりあえず正規ルートに戻れそうだ。看板から階段を下ると遊歩道への道となるのだが階段の入口にロープが張られ中に入るのを拒んでいるように感じる。近くに通行禁止といった注意書きも見かけたような気がする。不安だがここまで来たら行ってみるしかない。国道から階段を下るとちょっとした広場があり不動明王が祀られていた。 【写真4】小原濡不動明王 不動明王から階段をどんどん下っていくと川岸に出る。道は下流側は通行止め、上流側(小原温泉方面)は特に問題なく通行できそうだ。独特の青い色をした川の流れを右手に進んでいく。 【写真5】小原渓谷に下る 【写真6】渓谷右岸を進む 不安は的中した。対岸に渡る橋が流出し渡ることができない。少し上流に水力発電用の堰堤がありその上を進めば渡れそうだ。しかし堰堤の水門を上り下りする足場がなく断念する。引き返すのもつらい場所だが、幸い水門に至る別ルートの道があって助かった。新湯旅館の敷地を横断し再び国道113号に戻った。小原温泉側から遊歩道に入るしかない。 ここまで予想以上に時間がかかった。既に日が傾き薄暗くなっている。やっと本コースの起点、小原温泉バス停に到達する。 【写真7】小原温泉バス停 温泉街に下ると旧郵便局のレトロな建物がある。 【写真8】旧郵便局 自然歩道の道標もあった。 【写真9】自然歩道の道標 かつらや旅館の前を通過し遊歩道に進む。何とか日没前に通行したい。 【写真10】遊歩道に進む まず、つり橋を渡る。 【写真11】つり橋 対岸は日帰り温泉施設のかつらの湯。 【写真12】かつらの湯 川沿いの道を進む。三ヶ所ほど温泉が湧き出ているところがあった。かつては足湯として整備したようだが流出したようでその面影は残っている。おそらくここまで観光客は来ないのだろう。かつての足湯を露天風呂として入浴している人がいた。 【写真13】崖を開削した道 この遊歩道の見どころのひとつ、たいこ橋を渡る。 【写真14】たいこ橋 その先の渓谷に架かる橋は流出していた。対岸から先の新湯旅館までのコースは既に歩いたので、本コースの完歩とすることにした。 【写真15】橋は流出していた この日の宿泊場所は、小原温泉かつらや旅館。自然歩道のルート上の温泉旅館に泊まるのもいい思い出となった。 【写真16】上流の橋から小原温泉を望む <完> | ||
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