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弥次郎こけし里のみち

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● はじめに
 鎌先温泉から山を上り下りしたあと弥治朗こけし村に至るコースです。

● 調査日
2016年10月29日

● コース概略図
公式ホームページを参照ください。

(起点)鎌先温泉バス停→遊歩道入口→天狗の角力場→遊歩道出口→こけし神社→弥治朗こけし村(終点) 計3.9km

● 交通アクセス
 起点の鎌先温泉はJR東北本線白石駅から白石市民バス福岡線に乗車し鎌先温泉で下車、終点の弥治朗こけし村も白石市民バス福岡線に乗車し弥治朗こけし村で下車。

● コースを歩いて
 JR白石駅で下車。本日は土曜日。あいにく起点の鎌先温泉行きの市民バスは土曜・日曜は運行していない。そこでミヤコーバスの蔵王行きに乗車し、途中の国道4号と国道457号の交差点付近で降車した。国道457号を1.4kmほど西に進み左折、湯川沿いの車道を進むと鎌先温泉に到達した。起点となるバス停は駐車場の東端にあった。

image_1 【写真1】鎌先温泉バス停

 駐車場から西に進むと温泉宿が立ち並ぶ道に入る。まだ時間的に早いせいか日帰り入浴客は一人しか見かけなかった。

image_2 【写真2】鎌先温泉

 いかにも温泉宿といった風情の最上屋旅館の前を通る。

image_3 【写真3】最上屋旅館

 最上屋旅館の向かい側に自然歩道の道標があった。

image_4 【写真4】自然歩道の道標(鎌先温泉停留所0.1km,天狗の相撲場入口0.5km)

 丁字路に突き当たるので左折。狭い路地の坂道を上っていく。

image_5 【写真5】狭い路地を通る

 鎌先温泉で最も歴史のある湯主一條の入口前を通過した。温泉街の最も奥にある。有名な旅館だが道が狭く車は入ってこれない。

image_6 【写真6】旅籠湯主一條入口付近

 道は湯主一條の建物の脇に続いているが自然歩道のコースなのかどうか不安になる。湯主一条の敷地内に勝手に侵入しているようで気が引ける。建物の末端に、お茶場と記された小屋があった。案内板によると「温泉街入口の一條専用駐車場は昭和初期まで茶畑でした。その茶葉をここでお茶にし、お客様に御出ししておりました」とある。

image_7 【写真7】お茶場

 お茶場のすぐ近くに自然歩道の道標があった。ここからの道は登山道となる。案内板には以下のように記されていた。
 「裏山 山の頂上に天狗が相撲をとったと言われる天狗の相撲場があります。往復すると約1時間程です。途中獣道になってますのでお気を付けて!」

image_8 【写真8】ここから登山道

 案内板に「獣道」とあった通り、あまりいい道ではない。鬱蒼として薄暗くジメジメとしている。

image_9 【写真9】やや荒れたコース

 少しずつ高度を上げながら上っていくと天狗の相撲場の入口に到達した。ここから右に分岐する枝道を上る。

image_10 【写真10】鎌先温泉0.5km,天狗の相撲場0.4km,こけし神社入口1.8km

 狭い尾根上の道を進んでいくと天狗の相撲場に着いた。地形的には小ピークなのでかつては見晴らしが良い場所だったと思うが、現在は潅木に囲まれ良好な展望は望めなかった。石碑と案内板、転落防止の柵が設置されている。

image_11 【写真11】天狗の相撲場

 天狗の相撲場入口まで引き返し、こけし神社方面に下る。小沢を徒渉する。徒渉場所を示す赤テープなどの目印は見当たらない。

image_12 【写真12】沢を徒渉する

 徒渉後、道は不明瞭になる。薄い踏み跡を頼りに進む。小沢沿いを蛇行しながら上流に向かって進んだあと直線的に山を上った。すると思いがけず作業道に出た。ここで左折(右折が正しいコースだったかも知れない)。この山は作業道が密に施工されていて分岐・合流点が多いが適当に進んで行ったら笹薮に入り最後はヤブに阻まれ前進不能になってしまった。引き返し別の作業道に入る。眼下に民家が見える。最後は民家の納屋の裏に下山した。
 民家の前庭を抜け車道に出た。その車道を東に進むと県道254号に出た。ちょうどこけし工房星の前だった。これは自然歩道の正しいコースではない。自然歩道はもっと南の方に下山するので道を間違ったようだ。

image_13 【写真13】こけし工房星に出た

 県道254号を北上する。500mほどで弥治朗こけし村に着いた。まず、こけし神社に参拝した。

image_14 【写真14】こけし神社

 続いてイベント広場を横断。広場の外周にこけし工房がある。

image_15 【写真15】こけし工房

 展示室に入る。たくさんのこけしが展示されていて見飽きない。2階の売店にも寄ってみた。

image_16 【写真16】弥治朗こけし村

 小生はこけしの鑑賞・収集についてまったくの素人なので今回は見学するだけで帰るしかなかった。今後も白石・蔵王方面の自然歩道の旅は続くので、旅の途中、自分が気に入ったこけしが見つかればと思っている。

<完>

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