ロゴ 東北自然歩道 新・奥の細道 宮城8

水芭蕉のみち

| HOME | 目次 |
● はじめに
 定義如来から七北田川源流部の山を横断し泉ヶ岳少年自然の家(現在は自然ふれあい館)に至るコースです。

● 調査日
2016年8月28日

● コース概略図
公式ホームページを参照ください。

(起点)定義如来→定義釣り堀→遊歩道入口→あづまや→遊歩道出口→泉ヶ岳駐車場(終点) 計10.2km

● 交通アクセス
 起点の定義如来はJR仙台駅前から仙台市営バス定義行きに乗車し終点で下車。終点の泉ヶ岳駐車場は仙台市営地下鉄泉中央駅から仙台市営バスに泉岳自然ふれあい館行きに乗車し終点で下車。

● コースを歩いて
 仙台駅前バス乗り場から定義行きのバスを待つ。そんなに乗客はいないだろうと思っていたが次第に長い行列ができバスはほぼ満席で出発した。本日は何かのスポーツの大会らしく学生が多い。バスは旧国道48号を進むが案の定、車の流れが悪くすいすいと進まない。スポーツパーク前バス停でほとんどの学生が下車した。車窓の風景が郊外の住宅街から田園風景に変わる。大倉ダムから先は秘境といった雰囲気で人里からどんどん離れていくのはこれからの道中を考えると心細い。バスの終点、定義で下車。こんな山深いところに大勢の観光客がいて驚いた。

image_1 【写真1】市営バス定義終点

 ゆっくり見学し名物も食べてみたいが、まだまだ先は長いので足早に駆け回る。まずは五重塔を見学。

image_2 【写真2】五重塔

 続いて本堂へ。ここで焼香しお参りした。

image_3 【写真3】定義如来

 参道から山門を抜ける。名物の食べ物やおみやげには行列ができていた。小生もここで一息いれたいところだが居座ってしまいそうなので我慢して通過した。

image_4 【写真4】参道

 境内の中には特に自然歩道の道標は見当たらない。若干の不安がよぎる。何しろここから終点までほとんど山中のコースだからだ。道標がないと道迷い必須と思われる。定義如来から大倉ダム方面へ車道を歩き始める。遊歩道は釣り堀・食堂がある場所から車道を挟んで反対側から分岐する。後方の電波塔も目印となる。

image_5 【写真5】遊歩道入口

 遊歩道入口はロープが張られ車輌は侵入禁止となっているが、泉ヶ岳方面を示す遊歩道の道標があるので間違いないだろう。電波塔の脇を通り抜け少しずつ上っていく。この道は作業道でかつては車も入ったきたと思われるが現在はかなり草が茂りかき分けながら進む。途中左手に分岐する道もあり、果たしてこの道でいいのかと疑問を抱いていると、道標が現れた。

image_6 【写真6】定義3.2km,青年の家9.5km地点

 ここから階段を上る。一気に深い森の中に入ったと感じる。一方、道は明瞭になってコース迷いの不安が少し減った。階段も整備されている。

image_7 【写真7】階段

 本コースは宮城県が整備した「ふるさと緑の道」と同一コースを通っている。【写真8】の付近がコース中での最高標高点と思う。ここで昼食休憩とした。

image_8 【写真8】ふるさと緑の道遊歩道の道標

 途中、白子岩の道標があったが当該の岩は見当たらなかった。

image_9 【写真9】白子岩の道標

 遊歩道は下り一方になり次第に終点に近づいていることが分かる。見晴らしの良さそうな場所にベンチが設置されていた。道に雨水が流れ込みコースが不明瞭な場所があったがそこを通過すると林道に出た。しかしこの場所に道標は無く、反対側から来て定義方面に向う場合は入山口がわからず道に迷うだろう。

image_10 【写真10】林道に出る

 林道の分岐点に自然歩道の道標があった。まずはほっとする。

image_11 【写真11】芳の平入口2.8km,定義7.4km地点

 ヒザ川を橋で渡る。近くに休憩場所があった(ベンチやテーブルあり)。この付近から黒鼻山への登山道が伸びているようだが見落としたようだ。

image_12 【写真12】ヒザ川沿いの休憩場所

 ここでは道標にしたがいスイッチバック式に左から来て右に進む。

image_13 【写真13】左から来て右に進む

 この付近は地形図上では泉岳自然ふれあい館から南面に広がる平坦な地形なので、見晴らしの良い牧草地になっているのではと思っていたが薄暗い樹林帯である。ふれあい館のレクリエーションに使われているようでコース標識が所々に立っている。自然歩道のコースは右左折を繰り返すが要所に道標が立っているので迷うことは無かった。

image_14 【写真14】芳の平入口0.2km,定義10km地点

 立派な車道に出て左折。間もなく左手に大きな駐車場がある。その東端に自然歩道の地図入り案内板があった。

image_15 【写真15】地図入り案内板

 駐車場は泉ヶ岳登山客で賑わっていた。バスの時刻まで余裕があるので付近を散策する。

image_16 【写真16】自然ふれあい館

 バス停では小生と子供3名が乗車。ふれあい館の先生方も10名ほど見送りに出てきた。終点の泉中央駅でバスを下りると、ふれあい館の先生が車で先回りして無事を確認していた。お互い、ご苦労様、と声を掛け、本日の旅を終えた。

<完>

| HOME | 目次 |

inserted by FC2 system