ロゴ 東北自然歩道 新・奥の細道 宮城12

加瀬沼の自然と悠久の歴史をたどるみち

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● はじめに
 加瀬沼と多賀城政庁や東北の歴史を学ぶコースです。

● 調査日
2015年11月21日

● コース概略図
公式ホームページを参照ください。

(起点)利府駅→観光梨園入口→加瀬沼→多賀城政庁跡→多賀城碑→東北歴史博物館(終点) 計6.0km

● 交通アクセス
 起点はJR東北本線利府駅、終点はJR東北本線国府多賀城駅。

● コースを歩いて
 
image_1 【写真1】JR利府駅

 JR利府駅で下車。駅前のメインストリートを西に向かって進む。左手のコンビニを過ぎ次の交差点で左折。スーパーの前を通ると住宅街に変わる。そのまま進むと東北本線の下を抜けるが、その手前に東北新幹線車輌基地の案内板があった。以下は案内板の内容です。

東北新幹線車輌基地
約35haの広さで東洋一の規模を誇り、新幹線車輌の修理、点検を行っている。
まさに現代の鉄道技術の最先端が集められている。予約すると施設見学もできる。
新奥の細道

image_2 【写真2】東北新幹線車輌基地の案内板

 線路下を通過すると田園風景が広がる。広大な車輌基地を一望できる。

image_3 【写真3】 東北新幹線車両基地

 加瀬沼までは利府町が設置した黄色の標識があるので道に迷うことはない。しばらく丘陵を通過するのでアップダウンが続く。途中、東北自然歩道の石柱道標もあった。

image_4 【写真4】黄色の標識と石柱道標

 加瀬沼公園入口には東北自然歩道でおなじみの木製道標がある。

image_5 【写真5】加瀬沼公園入口付近の木製道標(加瀬沼0.1km、利府駅2.3km地点)

 公園内は行楽客で賑やかだ。加瀬沼の堤防の北端部直下に自然歩道のコース案内板が立っている。

image_6 【写真6】自然歩道のコース案内板

 加瀬沼の水辺まで下り、昼食休憩とした。オオハクチョウが羽を休めている。その他の水鳥はカルガモ、オナガガモ、オオバン。

image_7 【写真7】加瀬沼

 自然歩道は加瀬沼の堤防の南端から沼の脇を進む。

image_8 【写真8】加瀬沼の脇を進む

 緩やかな斜面を上っていくと芝生が広がり一気に視界が開ける。自然歩道は車道手前でV字型に折り返す。

image_9 【写真9】ここでV字に折り返す

 V字折り返し地点の車道の反対側は多賀城跡の史跡公園になっている。少し立ち寄ってみた。車道を横断し史跡公園の中に入る。芝生の中に竪穴住居跡と記された石碑があちこちにある。

image_9 【写真10】大畑地区・竪穴住居跡

 竪穴住居群の東側は石畳で整備されている。

image_9 【写真11】大畑地区・外郭東門跡

 自然歩道に戻り先に進む。コースは森の中に入る。未舗装の道でかつ急峻な下り上りで大垣北東櫓跡に着いた。この付近は築地塀が残っているそうだが気づかなかった。森から出ると外郭北東隅の駐車場だった。

image_9 【写真12】大垣北東櫓跡

 外郭北東隅の駐車場から南下し車道を横断する。再び芝生が広がる史跡公園に入る。外郭東門跡の史跡群付近はモミジの紅葉が美しい。

image_9 【写真13】外郭東門跡付近

 案内板に従い政庁跡を目指す。

image_9 【写真14】右側の森の上部が政庁跡

 管理事務所・駐車場を過ぎ左手の高台が政庁跡である。後殿、正殿の跡、石畳の広場から緩やかに下り斜面。さらに階段を下ると南門跡に着く。政庁跡での見学者は小生のみだった。

image_9 【写真15】多賀城政庁跡

 南門跡から車道を横断し反対側の小高い場所に多賀城碑(壷の碑)がある。国の重要文化財。江戸時代の松尾芭蕉や、歴史作家の司馬遼太郎が訪れている有名な碑で小生もいつかは訪れてみたいと思っていたがついに念願が叶った。

image_9 【写真16】多賀城碑

 最後の目的地、東北歴史博物館に向かう。料金(一般400円)を支払い入場した。展示室には旧石器時代から昭和まで東北の歴史にかかわる発掘品などが展示されている。

image_9 【写真17】博物館の観覧券

<完>

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