東北自然歩道 新・奥の細道 宮城13
名勝と松島遊覧のみち |
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● はじめに 松島の中心部から高台の公園に至るコースです。 ● 調査日 2015年11月15日 ● コース概略図 公式ホームページを参照ください。 (起点)観光桟橋→観瀾亭→マリンピア松島水族館→一望閣→西行戻しの松公園→西行戻しの松(終点) 計2.0km ● 交通アクセス 起点・終点ともJR仙石線松島海岸駅。 ● コースを歩いて 松島にはこれまで何度か訪れたことがあるが、国道45号沿いの名所と土産物屋に寄った程度である。松島と言えば海と思っていたが本コースは高台を通るので今までと違う松島を知る機会となりそうだ。またコースから少し外れるが雄島にも立ち寄ることにした。当日はJR東北本線に乗車し松島駅で下車、国道45号を経由しJR仙石線松島海岸駅まで歩き東北自然歩道の本コースに入ることにした。尚、調査は本コースの逆ルート(終点→起点)をたどったのでレポートも逆ルートで記載します。 【写真1】JR松島海岸駅(自然歩道のコースより) 松島海岸駅の駅前広場の南端から線路下を通る車道を進む。線路下を通過するとすぐ左手に階段がある。ここに自然歩道の道標が立つ。 【写真2】線路脇の自然歩道の道標 階段を上る。左手下に松島海岸駅のホームがある。ホームの外周は鉄柵で囲まれているが鉄柵の扉を開けると自然歩道までまっすぐ上ってこれるよう道がついている。東北本線の踏切を渡る。この踏切は自動車は通行できない。 【写真3】 東北本線の踏切 踏切を渡りすぐ右折。線路沿いに階段を上る。丘陵地だが住宅が密集している。上りきった場所に一望館という旅館があるが現在は営業していないようだ。ここから先、道は良くなった(普通の車道)。その後は西行戻しの松公園の標識を頼りにどんどん山を上っていく。 【写真4】丘陵の宅地 途中、歩行者用の遊歩道が分岐していたので入ってみた。アカマツ、モミ、カンツバキ。この遊歩道を上っていくと松島パノラマハウスに到達した。 【写真5】遊歩道 パノラマハウスは一見リゾートホテルのような建物だが中は人気がないので展望台を兼ねた無料休憩スペースのような施設と思った。が、調べてみると施設内のレストランは震災後閉店、再開したのは調査日の一ヶ月前とのことだ。この日の松島海岸の国道45号沿いの通りは観光客でごった返していて通り抜けるのも一苦労だったが、高台にあるこちらの施設の方がゆったりと松島湾の風景を楽しむことができると思う。パノラマハウスの西側の小高い場所にある白衣観世音に立ち寄った。 【写真6】白衣観世音 次にパノラマハウスの北側の小高い場所にある西行戻しの松公園に向かう。こちらはサクラの名所で有名。西行戻しの松自体は公園から少し東に下ったところにあるようだ(グループの観光客がそちらの方に下っていくので不思議に思っていた)が、小生はその存在を知らず駅に引き返してしまった。 【写真7】西行戻しの松公園 上って来た道を松島海岸駅まで引き返し国道45号を横断。マリンピア入口の標識から海岸に向かう道に入る。マリンピア松島水族館は2015年5月に閉館。調査日には建物の解体作業が行われていた。 【写真8】マリンピア入口 旧水族館の前を通過し雄島に向かう(南に進む)。小雨が降り出してきた。雄島には渡月橋が架けられている。 【写真9】渡月橋 雄島はかつての霊場で、あちこちに石碑や石仏が立っている。島の北端の岩窟はトンネルになっていて見仏堂跡に通り抜けることができた。 【写真10】トンネル 見仏堂跡はちょうど紅葉の見頃だ。 【写真11】見仏堂跡 小雨が降り出してきた。雄島にはいろいろ見どころがあるようだが今日はじっくり回るのはあきらめ島の北端から南端まで急ぎ足で進む。 【写真12】雄島北端から松島湾 島の南端にある頼賢の碑まで進む。この碑は国の重要文化財指定とのことだが六角形の鞘堂の中に納められ直に見ることはできない。 【写真13】頼賢の碑 旧マリンビア松島水族館まで引き返し海岸沿いの堤防脇の道を北に進む。前方小高い丘にあるのが観瀾亭である。観瀾亭の敷地内は見事にモミジが紅葉していて観光客を魅了している。国道45号沿いではこの紅葉の写真を撮っている人が大勢いた。 【写真14】観瀾亭入口 観覧券(大人200円)を支払い中に入る。小生は時間の余裕がなくて床の間には上がらなかったが海岸側の戸は全て開放されていたので床の間の豪華な襖絵を見ることができた。時間に余裕があれば床の間でお茶をいただきながら松島湾の景色を眺めるのがベストと思う。 【写真15】観光桟橋 最後の目的地、観光桟橋に到着。雨足が強くなったので桟橋は閑散としていた。 <完> | ||
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