Puppy Linux導入記録 SCIM Anthy
(update 2013.01.06)
SCIM AnthyはLinuxの日本語入力システムです。WindowsのMS-IMEやATOKに相当するものです。小生は日本語をかなで直接入力しています(つまりローマ字かな変換ではありません)。以下はSCIM Anthyを使用して気づいた点です。
- かな直接入力の時、句読点が「.」に変換される。「。」にしたいのに。これはPuppy Linuxを再インストール後、「。」に変換されるようになりました。
- 学習させるにはコツが必要でした。目的の文字が出るまでシフト+左右矢印キーで分節をうまく移動しながらスペースキーで変換・未変換を繰り返します。カーソルが文字列の最後まで移動してから確定します。途中で確定しないことがポイント。目的の文字がなかなか出てこない場合はとにかく頑張るしかありません。
- Geany(Puppy Linux付属のテキストエディタ)では日本語変換中、カーソルが表示されません。Wineのメモ帳(Wine Notepad)では正常です。
- Geanyでは変換候補の数がだんだん少なくなります。Geany起動当初は8候補ありますが2候補まで減少することがあります。Wineのメモ帳では異常なし。一旦Geanyを終了し再起動すると候補数は元に戻ります。
- SCIM Anthyの最新(2012年5月時点)のpetパッケージをインストールしたら再変換ができなくなりました。
- Puppy Linux431JP2012付属の郵便番号辞書は最近の市町村合併以前のものでした。そこで郵便番号辞書はSCIM Anthyの最新(2012年5月時点)のpetパッケージから抽出したものを使っています。郵便番号辞書ファイルは/usr/share/anthy/zipcode.tです。
- 丸数字(まる1、まる2など)はディフォルトの状態では変換できませんでした。
Windows2000ではATOK13を使用していましたのでSCIM AnthyのキーバインドテーマをATOKにしています。SCIM Anthyにはいろいろと問題点があるようなので改良版のpetパッケージをいくつか試してみましたがうまく動作しませんでした。結局今のところSCIM Anthyには郵便番号辞書を新しいものに差し替えた以外、手を加えていません。変換精度はATOK13と比べ若干劣ると感じます。しかし学習機能のせいか最近は誤変換は滅多に発生しなくなり手に馴染んでしまった感があります。(このPuppy Linux導入記録もすべてSCIM Anthyで入力しています)
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