Puppy Linux導入記録 SMPlayer

(2013.03.17作成, 2015.03.01更新,2017.05.06更新)

1.インストール

 前章でインストールしたMPlayerはCLIソフトなので各種操作はキーボードから入力することになります。Windowsメディアプレーヤーのようなマウス主体の操作をするには、MPlayerをGUI化するツールを導入する必要があります。MPlayerをGUI化するフロントエンドと呼ばれるソフトは数多くありますが、その中でSMPlayerが動作が軽いようなのでインストールしてみました。まず本家のサイトから最新バージョンのsmplayer-0.8.3.tar.bz2をダウンロードしました。解凍後、make->make installで特に問題なくインストールできます。

2.使用した感想

 SMPlayerは動画再生時バックグラウンドでMPlayerを実行します。CPU負荷はMPlayerより若干高くなるので高画質の動画ではMPlayerで再生した方が良好な再生となります。同じGUIフロントエンドのgmplayerとの比較ではCPU負荷は同レベルですがSMPlayerの方が良好な再生が得られると感じました。操作もSMPlayerの方がWindowsの操作系なので分りやすいです。

3.YouTubeの動画視聴

 SMPlayerはYouTubeのアドレス解析機能を装備しています。そのため前章で示したようにMPlayerでYouTubeの動画再生をするとき必要だったFlashGotとUgetが不要となります。SMPlayerでYouTube動画を再生する手順は
  1. ブラウザでYouTube動画を視聴する。
  2. YouTubeの再生を一時停止する。動画の部分でマウス右クリック。動画のURLをコピー。
  3. SMPlayerを起動する。開く->URL->マウス右クリック->PasteでURLを貼り付け->OK
 尚、オプション->環境設定->パフォーマンス->YouTubeの品質で再生時の画質を選択できます。小生のPC環境では720P以上の再生が困難のためそれ以下に設定しています。

4.PETパッケージ

 (2013.10.19追記): SMPlayerが0.8.6にバージョンアップアップされました。YouTubeの仕様変更に対応した点が主な変更点です。SMPlayerはYoutubeの仕様変更を検出すると自動的にスクリプトファイルをダウンロードし動画再生を行います。YouTubeの仕様変更に対し従来はバージョンアップで対応していたのですが今後はその必要がなくなります、とSMPlayerの公式サイトに記載がありました。またQTライブラリもバージョンアップしなければなりませんでした。QTのバージョンは4.8.5でソースから自力でコンパイルしました。SMPlayerはエラー無しでコンパイルできました。ただしメニューバー→ヘルプ→FAQなどが実行できないのでソースの一部を書き換えました。QTライブラリはSMPlayer,SMTube,Minitubeで兼用できます。

(以下2015.03.01更新)
 バージョン0.8.6でYoutubeの動画が再生できなくなりました。バージョン14.9.0にバージョンアップしました。新バージョンのPET,SFSパッケージは以下にあります。
(以下2017.05.06更新)
 バージョン14.9.0でYoutubeの動画が再生できなくなりました。バージョン17.4.2にバージョンアップしました。新バージョンのPET,SFSパッケージは以下にあります。
(以下2018.04.15更新)
 バージョン17.4.2でYoutubeの動画が再生できなくなりました。バージョン18.2.0にバージョンアップしました。新バージョンのPET,SFSパッケージは以下にあります。
Qtライブラリ
SMPlayer 18.2.0
MPlayer 1.3.0
ca-certificates-2016-01-04

スクリーンショット SMPlayer

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