Puppy Linux導入記録 SMTube

(2013.03.17作成, 2013.08.18更新,2016.05.06更新)
 SMTubeはyoutube専用ビューアーです。SMPlayerの付属ソフトですが動画再生ソフトを選択できるようになっているのでSMPlayerがインストールされていなくても他の動画再生ソフトがインストールされていれば使用できます(ただしgxineには非対応、MPlayerは使用可能でした)。今までyoutubeの視聴にはブラウザとflashplayerプラグインを使っていましたがこれらの重量級アプリ無しでyoutubeを視聴することができます。小生の低スペックPCにとっては非常にありがたいソフトです。

1.インストール

 ソースからコンパイルしました。SMTubeはQTというライブラリが必要でバージョン4.4.0以降に対応しています。Puppy Linux431JP2012の開発環境にもQTが同梱されていますがこちらのバージョンは4.3.2で古いバージョンとなっています。このままではコンパイルできないのでネット上にあるQTライブラリのPETパッケージを捜しました。いろいろ見つかったのですがPuppy Linux431JP2012に対応するものは見当たりません。仕方なく最後の手段としてQTライブラリをソースからコンパイルしました。
 QTの本家サイトからバージョン4.4.0をダウンロード。現在の最新バージョンは4.8ですがファイルサイズが200Mbyteと巨大で躊躇してしまいました。バージョン4.4.0のファイルサイズは100Mbyte弱です。コンパイルに一晩かかりました。
 SMTubeのソースファイルはSMPlayerの本家サイトからダウンロードしました。ファイル名はsmtube-1.6.tar.bz2です。解凍後、make->make installで特に問題なくインストールできました。

2.使用した感想

 専用ビューアーなので前章前々章のようなツールを使うことなくダイレクトにyoutube動画が視聴できます。ただし細かい不具合があったのでオリジナルのソースを修正しました。。
 個人のブログなどでPuppy Linux431JP2012の動作報告が数多く紹介されています。小生も参考にさせてもらっていますが、その多くは、CD起動->ネットワーク接続->ブラウザ起動・閲覧と、ここまでは順調にきます。次にyoutube動画視聴->カクカク再生->これでは使い物にならない->終了、となります。SMTubeでこの問題がいくらか改善するのではないかと思います。
 (2013.10.19追記): SMPTubeが1.8にバージョンアップアップされました。YouTubeの仕様変更に対応した点が主な変更点です。SMTubeはYoutubeの仕様変更を検出すると自動的にスクリプトファイルをダウンロードし動画再生を行います。YouTubeの仕様変更に対し従来はバージョンアップで対応していたのですが今後はその必要がなくなります、とSMPlayerの公式サイトに記載がありました。またQTライブラリもバージョンアップしなければなりませんでした。QTのバージョンは4.8.5でソースから自力でコンパイルしました。SMTubeはエラー無しでコンパイルできました。ただし一部の機能が実行できないのでソースを少し書き換えました。QTライブラリはSMPlayer,SMTube,Minitubeで兼用できます。

(以下2015.03.01更新)
 バージョン1.8でYoutubeの動画が再生できなくなりました。バージョン15.1.26にバージョンアップしました。

(以下2017.05.06更新)
 バージョン15.1.26でYoutubeの動画が再生できなくなりました。バージョン17.1.0にバージョンアップしました。新バージョンのSFSパッケージは以下にあります。
Qtライブラリ
SMTube
SMPlayer
MPlayer
SDL
ca-certificates-2016-01-04

スクリーンショット SMTube

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