Puppy Linux導入記録 JDim

(2019.11.16作成)
 JDimは2ちゃんねる形式の掲示板を閲覧するためのブラウザです。過去にJDというブラウザが Puppy Linux のPETパッケージで公開されていました。小生も一時使用していましたが、小生のPC環境では使用中クラッシュ→再インストールが頻繁に発生。その後、2ちゃんねるのサーバーの仕様変更もありJDは使用不能になりました。最近またJDを使ってみたくなったのですが Puppy Linux 431JP用のPETパッケージは世の中に流通していないようなのでソースからビルドすることにしました。

1.ビルド

 JDから派生したJDimが頻繁に更新されているようなので、公式サイトからソースをダウンロードしました。また、JDimの依存ライブラリとしてgtkmmが必要です。Puppy Linux 431JPには、gtkmmが含まれていないためソースからビルドしました。またPuppy Linux 431JPに同梱されているgtk関連のライブラリはバージョンが古くJDimに対応しないため新しいものをソースからビルドしました。出来上がった各ライブラリの合計ファイルサイズは約20MBと大きめになりました。

2.使用した感想

 firefoxなどのブラウザで閲覧するより圧倒的に軽快に動作します。広告が出ないのも良い点です。以前のJDと比べクラッシュすることなく安定して動作しています。

(以下2020.9.23更新)
 バージョン0.2.0から0.4.0にバージョンアップしました。自分の使用環境では0.2.0でも特に問題なく動作していましたが、jdimの次期バージョンはpuppy linux431JPに同梱の古いライブラリでは対応不可能のようです。そこで今のうちに現行バージョンを入手しビルドしてみることにしました。jdimの依存ライブラリのgtkmmとperlモジュールのNET::SSLenyを更新したところ動作しました。

3.PET,SFSパッケージ

JDim-0.4.0JDim本体と2chproxy
gtkmm-2.24.0gtkmmライブラリ
perl-5.31.3perlライブラリ
perl-5.31.3-NET-SSLenyperlの更新モジュール(openssl)
libxcb-1.13gtkmmの依存ライブラリ
mplayer-1.3.0mplayerと関連ライブラリ(mplayer本体はJDimでは使用しません)
libc_upto2.7_415_p4.petlibcのアップデート(「Puppy Linux 431JP2012 で、最新の Firefox を使う試み」からダウンロード)
ca-certificates-2016-01-04証明書のアップデート

スクリーンショット プロキシの設定

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