| ローカル線見学日記[SL村上ひな街道] |
新潟県新潟市，村上市，荒川町2003年3月1,2日 840〜930大形 1030〜1300村上 1330〜1430坂町 1730大形 【写真】SL村上ひな街道（白新線東新潟−大形2003.03.02） |
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A氏の車に同乗し村上に向かう。駅前にはお祭りの屋台がでて見物客でごった返していた。人混みの中をくぐり抜け駅舎にはいると入場券を買う客で行列ができていた。2台ある券売機に駅員が一人ずつ付き添い駅員自身が券売機を操作して客をさばいていた。先着の下りきらきらうえつ（11:10着）の改札と同時にSL送迎客の改札が始まった。右端にSL送迎客専用の改札口を設けていたようだが，中央の改札口にも係員が出て対応していた。SLは改札に面した1番線に到着するが，階段を渡って反対側の2番線で待つことにした。既にSLを回送するための電気機関車が3番線の外側に待機していた。きらきらうえつを3番線で見送ったあと2番線ホームの南端に移動する。汽笛の音が次第に近づきついにD51が終点の村上駅に到着した。後学のためD51の近くに寄り機械部品の写真を撮る。ホームの先端ぎりぎりの所にD51が停車したのである見学客が「オーバーランしたのではないか」と駅員に言っていたが「いや，運転台がこの位置で停車することになっている。」と答えていた。線路に降りて撮影しているマナーの悪いカメラマンに対し「こら，何やってんだバカヤロー｣と駅員が怒鳴っていた。駅員は総じてかなりピリピリしている感じであった。SLは30分ほど停車の後，汽笛を一発鳴らし上り方面に回送されていった。ここでA氏の疑問はどこでD51と客車を切り離し，D51の向きを反対側に転換し再度客車に連結するか，である。【写真】羽越線村上駅2003.03.01 |
村上駅前のジャスコで昼食を摂った後，坂町に行くことにした。D51と客車の切り離し等ができる設備があるのは坂町駅であろうと予想したからである（今考えると駅員に聞けば済むことであった）。果たして坂町駅に着くとホームにひな街道号が停車しており，見学者も多い。入場券を買い改札を抜け階段を上り下りしてホームに出る。既にD51と客車は切り離されD51単独で北側の待避線で通過列車を待っていた。しばらくするとこちらに向かって走り出してきた。この時ギャラリーは全てホームの南側（新潟側）に集結していて，北側（村上側）にいたのは我々だけであった。周囲に邪魔されることなく撮った一枚，ピンぼけでないことを祈る。それから，ホームの南側に移動し連結作業を見学する。2，3度停止・確認してから最後に連結するものと思っていたがガチャンという音と同時に作業員が旗を頭上に高々と上げ一発で連結終了であった。ここでもマナーの悪いカメラマンがいて線路を跨いで撮影していたがすぐに駅員に注意された。反省してホームに上がってくると思ったら待避線を越え駅裏の畑の方に戻っていく。入場券を買わず勝手に駅構内に入ってきたのだろうがこれには腹が立った。その反対にマナーがよい人もいた。正面の一番いいアングルで撮影したあと会釈して次の人に場所を譲っていた。 坂町駅は村上駅のように見学者で混雑していなかったのが幸いして，乗務員に申し出るとSLの運転席に乗車させてくれた。最初は子供向けのサービスかと思っていたが，気が付くとA氏も運転席に乗り込んでデジカメで写真を撮っていた。小生も一生で一度のチャンスと思って乗車する。石炭の投入口は閉じていたが隙間から赤々と炎が見える。窓から顔を出し「D51」のナンバープレートと共に記念写真を撮ってもらった。 ひな街道号の客車は7両編成で新潟側の1両が富士重工製，その他は新潟鉄工所製（昭和58年）であった。ホームの村上側に移動し村上駅に回送されるひな街道号を見送った。雨が降り始めたので撮影旅行を切り上げ帰宅する。【写真】羽越線坂町駅2003.03.01 |
夕方5時を過ぎても雨は降り続く。薄暗くなってきたが再び大形駅付近まで新潟行き「ひな街道号」を見に行く。翌日の2日も朝夕と大形駅付近を疾走する「ひな街道号」を見に行った。【写真】白新線大形−新崎2003.03.01 |
二月に義経伝説の地を巡り歩いた時，乗換駅の長岡でびゅうプラザのチラシを入手した。この中で注目した記事は「SL村上ひな街道」号運転である。運転日3／1〜3／2，運転区間は白新・羽越線で新潟−村上1往復である。チラシのイメージ写真はD51であった。自宅から徒歩数分の白新線で運行されるので久し振りに鉄道写真の撮影に出かけようと思った。友人A氏を誘い当日(3/1)朝8:30自宅集合，大形駅周辺で適当な場所を見つけ待機する。近くに阿賀野川鉄橋があるので線路は登り勾配になっている。周囲にもビデオやカメラ持参の方々がちらほらと現れた。天候は曇り，時折薄日が差すが肌寒い。大形通過は9:15頃と予想していたがその5分前には東新潟方面から連続して汽笛の音が聞こえてきた。やがて近くの踏切の警報が鳴りいよいよその勇姿が近づいてきた。構図としては全車両を収めるつもりであるが，手前にある冬枯れの水田は煩雑な感じになるのでカットせざるを得ない。その分空が広くなり単調な写真になりそう。新潟らしい鉛色の空を背景に一枚撮りその後は両手を振って見送った。【写真】白新線大形−新崎2003.03.01