東北自然歩道 新奥の細道

東街道を訪ねる道 <鶴城起点>

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鶴城起点にて

[鶴城起点]

水沢市街より国道343号を南下します。北上川に架かる藤橋を渡り山を切り開いた道を通り抜けると交差点があります。この交差点に黒石バス停があります。ここで左折(東に向かう)し江刺市大平方面に進みます。300m進むと東街道と記されてある大きな案内板が道路左手(南面に)立っています。ここが本コースの起点です。

<案内板の内容>

東街道

大和朝廷は,大化元年(六四五)の詔勅の中で,官道の設置を指令し,やがて国内に,東海道,東山道,北陸道などの七つの官道がつくられた。

東海道は,都から伊勢(三重),尾張(愛知),相模(神奈川)を経て,常陸(茨城)に至る道で,その延長が東街道と考えられる。

東街道は,陸奥の菊田関,後の勿来関(福島)から多賀城国府(宮城)まで延び,更に,北上川沿いを北上して,岩手の磐井,江刺,稗貫,紫波へとつづく道である。

陸奥,出羽を通るもうひとつの官道東山道と共に,古道であり,坂上田村麻呂や,阿弖流為らも,戦いの攻守に駆けた道でもあろう。

黒石を通る東街道は,他の地方よりも自然の状態で残っているので,古い歴史の遺産として大事に保存したい。

なお,ここでは東街道と記したが,古代には東海道とよばれたようである。

[龍門の滝]

鶴城起点の近くにあります。東街道に入る前に立ち寄ってみました。鶴城起点から大平方面への車道の坂道を上っていき東北新幹線の高架の下を通り抜けると龍門の滝の案内板が右手に立っています。階段を下りていくと滝に着きます。

<龍門の滝 案内板の内容>

源を大鉢森山に発した水は清明にして,滝の高さはおよそ四〜五mあり,舟滝,釜滝,升滝の三層からなって落下しています。
春夏秋冬,四季折り折りに趣を異にするこの滝は,昔から景勝の地として知られています。
当地,曹洞宗の龍門山祷春院の山号,「龍門山」は,この滝の名から取ったと言われています。


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