東北自然歩道 新奥の細道

猊鼻渓舟下りのみち<1>

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【写真】自然歩道沿いに咲くホタルプクロ

● はじめに

猊鼻渓は小生の実家のある水沢市の東隣に隣接する東山町にある。水沢市内から東山町に行くには国道343号が便利であるが,小生が高校生の頃までは国道とは言っても道幅が狭く曲がりくねった未舗装の道であった。この道を小生は自転車で乗り越えたものだが自動車はめったに通らない静かな道であった。現在は大型車両もすいすい通れる快適な道路となっている。

この前,猊鼻渓の舟に乗ったのは中学生時代に友人と自転車で訪れたときであった。約20年ぶりに乗舟しようと思い東北本線一ノ関から大船渡線に乗り換え猊鼻渓駅まで乗車した。ちょうど乗車したのが快速で一ノ関の次の停車駅が猊鼻渓だった。所要時間が24分。げいび追分の最後の文に「一関から遠からず」とあるがまさしくその通りである。車窓からの眺めは初夏の新緑が美かった。

● 調査日

2000年6月24日

● コース概略図

(起点)猊鼻渓→2.1km→小白→1.5km→外大久保→1.4km→宗松寺→0.8km→松川(終点)
 

このコースは,日本百景のひとつとして知られる猊鼻(げいび)渓から大久保を通り松川に至る5.8kmの自然歩道です。

コース沿いには,地場資源である石灰岩の採掘場や保呂羽山の東山赤松の老木群生を望むことができるほか,宗松寺(そうしょうじ)の境内には樹齢数百年のモミの木や巨杉並木が続く参道があります。松川には,県指定有形文化財木造来迎二十五菩薩群があり自然と歴史に触れることができる片道約2時間のコースです。

● 交通アクセス

起点の猊鼻渓は,JR大船渡線猊鼻渓駅下車徒歩5分
終点の松川からは東盤交通バスに乗車し南下するとJR大船渡線岩ノ下駅,北上するとJR大船渡線松川駅に着く。

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