東北自然歩道 新・奥の細道

御所湖畔のみち

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【写真0】繋大橋

● はじめに

 御所湖から宮沢賢治ゆかりの七ッ森を経由し小岩井駅に至るコースです。

● 調査日

2006年6月25日

● コース概略図

繋大橋→1.5km→ウインドサーフィン場→2.5km→七ッ森→1.5km→さえずりの里→2.4km→バス停小岩井駅口

● 交通アクセス

 起点の繋大橋はJR東北線盛岡から岩手県交通繋温泉行に乗車,活動センター前(繋大橋北側交差点)バス停で下車。終点の小岩井駅口はJR田沢湖線小岩井駅。

● コースを歩いて

 盛岡駅で田沢湖線電車に乗り換え発車時刻を待っていると秋田新幹線が事故のためこの電車は結局運休となってしまいました。仕方なくバスで繋温泉に向かうことにしました。起点は繋温泉と思っていましたので迷うことなく繋温泉で下車。大きな温泉旅館が゛建ち並んでいます。温泉街の中にはいくつかの遊歩道があり案内標識も設置されているので源泉の場所,繋温泉の由来(源義家が馬を繋いだ)などあちこちうろうろしながら東北自然歩道の起点を探しますが見つかりません。
 起点の捜索はあきらめ繋大橋を渡り盛岡手作り村方面に歩き始めます。この付近は湖畔に沿って遊歩道があるのでそれが東北自然歩道と思っていましたが手がかりは得られず。繋十文字から国道46号線を西に向かい途中で右折,七ッ森小学校付近でやっと自然歩道の道標を発見しました。道標に従って道を進むと繋大橋に戻りました。起点の道標は繋大橋の北側交差点南西角に立っていました。

新奥の細道
東北自然歩道 御所湖畔のみち
 このコースは繋大橋を起点として御所湖畔を通り七ッ森,「さえずりの里」を経由して小岩井農場口まで通じる全長約7.9kmのこーすです。
 沿線には,豊かな水量を誇る御所湖や雫石町内を一望できる七ッ森,四季折々の野鳥を観察できる「さえずりの里」があり雫石町の自然や文化を楽しむことができます。


【写真1】起点: 繋大橋北側交差点

 起点から車道を西に向かって進みます。歩道がないので注意が必要。1.5km程進むと交差点があり北が自然歩道のコース、南がウインドサーフィン場のようです。ウインドサーフィン場の方は湖畔に出ることができ景色が良さそうですが前述の通り道探しで疲労していたため今回は見送りました。交差点から北に向かうと前方に七ッ森の緩やかな山並みが望めます。


【写真2】七ッ森全景

 300m進んで左折。畑と水田地帯になります。松森山と塩ヶ森の間の鞍部を通り抜けます。


【写真3】水田脇の道標

 国道46号に出ます。交差点角にコインランドリーがあります。ここで右折し46号を東に向かって進むと間もなく七ッ森入口です。


【写真4】国道46号七ッ森入口

 手前の池を横断してから遊歩道を上っていきます。七ッ森は文字通り七つの山が連なっており遊歩道も縦横にあるので道標を確認しながら進まないと迷ってしまいそうです。自然歩道は七ッ森のうち最高峰の生森頂上だけを目指します。未舗装の車道を上っていきますが生森の山裾を360度とぐろを巻くようにして上る(ただし遊歩道は途中から分岐し直登します)で方向感覚が狂ってしまいました。山頂にはトイレ、展望台があります。

七ッ森
 生森(大森),石倉森,鉢森,稗糠森,勘十郎森,見立森,三角森の総称を七ッ森といい,宮沢賢治の作品にも取り上げられています。ここ生森山山頂からは,雫石盆地の田園風景,御所湖や岩手山,駒ヶ岳などの奥羽山脈の眺望が楽しめます。


【写真5】生森山から岩手山

 遊歩道の中を進み、さえずりの里に到着。トイレ、炊事場、ベンチ、駐車場あり。自然歩道の地図入り案内板もありました。鬱蒼とした森の中小鳥の鳴き声が響き渡ります。ベンチに座ってしばらく休憩しました。


【写真6】さえずりの里入口

 さえずりの里から少し斜面を上り道標に従い左折。七ッ森小学校前を通ります。この付近にも駐車場、トイレ、東屋、ベンチがあります。


【写真7】七ッ森小学校付近の道標

 ここから先、小岩井駅まで車道を歩きます。道標の矢印が紛失していたり向きが違ったりしているので、北方に見える田沢湖線の跨線橋を目指して進みます。残念ながら終点の小岩井駅口バス停の道標は発見できませんでした。
 2008年4月20日追記: 小岩井駅口バス停は田沢湖線の跨線橋を越え約300m先にあります。バス停前に自然歩道の地図入り案内板も立っています。


【写真8】JR小岩井駅

<完>

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