東北自然歩道 新・奥の細道 県民の森を訪ねるみち |
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● はじめに 県民の森から岩手山麓の林道・登山道を散策する一周コースです。 ● 調査日 2006年9月24日, 2007年4月30日 ● コース概略図
コース案内板から野鳥観察舎まで2.7km ● 交通アクセス 起点はJR盛岡駅前バスターミナルから岩手県北バス松川温泉行きに乗車し県民の森で下車。終点は同バス路線の八幡平温泉郷で下車。 ● コースを歩いて 昨日は東北自然歩道・熔岩流へのみちを歩きましたが引き続き本日も東北自然歩道を訪れることにしました。同じ八幡平市にある県民の森です。歩行距離が比較的短いので幾分気が楽です。
仕方なく草原の東縁の道を進んで行くと盛装の男女とカメラマンとそのスタッフらしき人と見物人がいて結婚式の記念撮影をしているようでした。近くに馬車も用意されていました。県民の森と岩手山が背景の写真は思い出になるでしょう。
コース案内板から岩手山林道に入ります。未舗装で道幅が狭い道です。
道の左右は森林のためほとんど展望がありません。
道の左手に大きな看板があり、よく見ると冒険の森の案内図でした。風化で文字が読みとりにくくなっています。その背後に小屋があるので何の施設だろうと思って寄ってみると野鳥観察舎でした。
野鳥観察舎の中に入り2階に上がると小さな小窓が幾つか明いていました。その小窓から望遠鏡で鳥を観察するのだと思います。野鳥観察舎の周囲にベンチとテーブルがあるので昼食休憩としました。
たらめきの滝が近くにあるようなので立ち寄ってみることにしました。野鳥観察舎から遊歩道を進むと治水工事の作業道に出ます。遊歩道はこの作業道ができたため消失したらしい。作業道を上りながら何か手がかりがないか、あと10分進んだらあきらめて引き返そうなどと考えながら進むと道標を発見しました。
この先の自然歩道のコースは岩手山登山道を下るのですが勘違いして鬼ヶ城林道をどんどん上ってしまいました。いくら進んでも道標がありません。岩手山の樹海の中を彷徨っている感じがして引き返しました。
思うに任せて森林の中を歩き再び森林ふれあい学習館前に到達しました。その後、八幡平温泉郷の別荘地を散策しながら東八幡平交通センターでバスに乗車し帰路につきました。
2007年4月30日 先回の調査でまだ通っていないコースがあるので再び訪れました。サクラをはじめほとんどの花や木はつぼみで新緑の季節にはまだ早いようです。幸いコース起点(森林ふれあい学習館近く)のミズバショウが見頃でした。岩手山の登山口から森の中のコースを進むと残雪で道が覆われています。初めのうちは道の端の土の上を探しながら歩いていましたが次第に残雪の量が多くなりとうとう土が露出している場所はなくなりました。さらに雪が深くなると本日の軽装では歩行困難になりそうなのが心配です。野鳥観察舎を過ぎると雪原の中にカラマツ、イタヤカエデ、ウリハダカエデなどの高木が並び幻想的な雰囲気になります。 たらめきの滝を目指します。先回滝を見つけることができなかったのでもう一度確認したかったのです。野鳥観察舎から600mの距離なので何とか行けると思いました。焼切沢に下る道(雪で不明瞭)に入りそのまま進むと沢に出ますが急な崖で沢に下ることができません。しかし滝の流れ落ちる轟音が聞こえます。この音は焼切沢の本流ではなく対岸の支流が崖の上から落下する音でした。 少し戻り崖の斜面を斜めに切り通したような道(雪で不明瞭であるがこれが本来のコース)に入りました。靴の底で雪を平坦にならし固めながら沢に下ります。焼切沢を飛び石で渉り岩を幾つか乗り越え滝の全貌が見える場所に着きました。滝の直下まで道が通じていましたが雪が深く断念しました。 尚、焼切沢を徒渉する場所ですが少し下流に水道管のパイプが焼切沢を横断していますのでそこから対岸に渉ると道が滝まで通じているので歩きやすいです。
その後は自然歩道のコース通りに進みました。キクザキイチリンソウが見頃でした。自然歩道のコース案内板前で右折(東に向かう)。途中にある階段を下ります。終点の旧管理事務所前の交差点に八幡平温泉郷バス停があります。このバス停脇に足湯がありハイキングで疲れた足を癒すのにちょうど良いと思います。小生はバスの待ち時間の間、旧管理事務所周辺の樹木園を観察しました。
<完> | ||
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