東北自然歩道 新奥の細道

古戦場のみち<はじめに>

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● はじめに
衣川。胆江地区の中で最も歴史のロマンを感じるところです。古代東北史の中心であったこの地で故郷の山河を守るために戦った私たちの遠い祖先たちを誇りに思います。今でも衣川には阿弖流為・安倍氏・奥州藤原氏が駆け抜けた当時の面影を残す場所があります。衣川を歩きながら自分のルーツを探りたいと思います。

古戦場としては以下の3つが代表的です。

1.奥州合戦:胆沢の長・阿弖流為 対 坂上田村麻呂
2.前九年の役:奥六郡の長・安倍貞任 対 源頼義・義家親子
3.平泉陥落:奥州藤原氏四代泰衡・源義経・弁慶 対 源頼朝

中でも前九年の役において安倍氏の本拠地が衣川であったため安倍氏関連の史跡が多く存在します。一方,奥州藤原氏の時代は六日市場・七日市場・八日市場などの市が立ち賑わいを見せました。衣川の歴史の中で最も華やかな時代であったと思います。

【写真】展望台から古戸方面を望む
現在は静かな衣川の里であるが奥州合戦時は田村麻呂軍10万の兵士で埋まったと言う。

● 調査日

1994年5月
1997年5月
2000年5月1日

● コース概略図

衣川橋(起点)→1.2k→室の樹跡→2.8k→展望台→1.7k→雲際寺→1.3k→東北ニュージーランド村→2.7k→一首坂→0.7k→古戸(終点)


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