東北自然歩道 新奥の細道

経塚山へのみち <経塚山>

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● 胎内石

自然公園内の遊歩道を歩く。所々で道が分岐しているが「胎内石」と書かれている道標に従って進む。この日はたくさんのカタクリの花が咲いており目を楽しませてくれる。

胎内石は大きな岩に縦に細長い四角の穴が明いている。横幅約0.5m,高さ約2.5mである。スリムな人なら何とか通り抜けることができる。もちろん迂回路があるので穴を通り抜けなくても良い。


▲胎内石

胎内石の案内板には次のように記されています。

高さ10メートルを越すこの胎内石は,奥州藤原氏隆盛のころ,藤原秀衡の夫人が安産を祈願してくぐったといわれています。周辺には「ミヤマエンレイソウ」や「アズマイチゲ」などの珍しい植物が咲き誇り,また,「ワラビ」や「タラノ芽」などの山菜も多く,たくさんの人々が散策に訪れます。

● 経塚山(きょうづかさん)標高519m

胎内石を過ぎ坂を上っていくと程なく広い道に出る。左が音羽山・束稲山方面,右が経塚山への道である。元々の自然歩道はこの広い道に平行して奥の方にあり自然歩道の道標も立っているが廃道化している。間もなく物見台(展望台)がある広場に着く。この辺りはツツジが多数植えてある。ツツジの名所と言われる所以である。


▲物見台

物見台からさらに進むと経塚山の案内板がある。山頂はこの案内板から少し先の小高い所にある。山頂には大きな岩が多数露出しているがこの岩をよく見ると案内板に書かれているとおり馬の蹄の跡のようなくぼみがある。展望は素晴らしく胆沢平野・焼石連峰が見渡せる。


▲経塚山頂からの展望

山頂近くに案内板が立っており次のように記されています。

平泉繁栄のころ,藤原秀衡の納経所であったといわれる経塚山は,つつじの名所として知られています。頂上からは,栗駒山や焼石岳,胆沢扇状地を一望することができます。

また,頂上付近の馬の蹄に似たくぼみのある岩は馬蹄岩とよばれ,源義経が馬を乗り回した時の蹄の跡と伝えられています。


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