尻掛山(しりかけさん)
岩手県奥州市江刺区広瀬
標高243.6m
奥州市営バス広瀬線二の関下車
【写真】山頂
2011年6月4日
 920 水沢駅前(県交通バスに乗車)
 942〜955 江刺バスセンター(市営バスに乗り換え)
1021 石関バス停
1046 二の関バス停
1058 墓地入口
1119〜1127 尻掛山山頂
1143 墓地入口

 江刺バスセンターから奥州市営バス広瀬線に初めて乗車する。このバスは警察署、県立病院、市役所支所を一周してから広瀬方面に向かうので警察署前を2度通過する。バスは国道456号を広瀬川に沿って進む。広瀬方面は何十年ぶりかの訪問で車窓の風景は新鮮だ。歌読集落付近から国道を離れ狭い道に入る。バスに手を振る子供達。バス運転手、小生も手を振って応じた。どこか懐かしい風景だ。
 石関バス停で下車。尻掛山の最寄りのバス停が分からなかったので適当な所で下車するつもりだった。バス停から車道を東に進み交差点で左折、国道456号を北に進む。途中から歩道も設置されていて歩きやすくなった。前方に均整のとれた円錐状の尻掛山が見えてくる。水田の水面にも尻掛山の像が映る。二の関バス停のある交差点で右折。車道は南北を山に挟まれた谷を上っていく。文献※1記載の通り墓地の脇から続く未舗装林道に入る。上りはじめは急斜面で息が切れた。スギとアカマツが主体の山である。次第に傾斜も緩くなる。樹幹越しに展望があるが見える範囲は狭い。
 山頂には電波塔が立ち周囲は草原が広がっている。しかしたくさんのクマバチが飛び回りゆっくり昼寝できるような状況ではなかった。草原の北縁と樹林帯の境界に三角点と山神と刻まれた石碑が立つ。草原にハナニガナ、山頂周囲の樹木はハリギリ、コナラ、ハウチワカエデ、クリ、エゴノキ、ミズキなど。林道沿いにはサクラが多い。
 しばしの休憩の後、下山する。移動販売車が来ているのだろうか、麓の集落からラジオの音が聞こえてくる。小生は次の目的地の明神岳に向かうことにした。

参考文献
※1「再発見 胆江地方から見える山々」及川慶志著 胆江日々新聞社2000年4月発行

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